2023-12-05

黒留袖からのお仕立て変え 被布衿二重構造

「黒留袖からのお仕立て変え」に今年からかなり注力してきました。わたし自身は被布衿が大好きなので常に被布衿推しなのですが、更に上をいく被布衿LOVEなお客様によって、二重構造の被布衿コートが出来ました!

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黒留袖から特殊被布衿コートにお仕立て変え

 

 

 

 

 

 

 

 

裏側にある衿はキャプラで、身頃や袖の裏地も同じキャプラでお仕立てしました。パイピングではなく衿を二重にすることで、より立体的に…当たり前な感じではない可愛さを出せた…つもりです!

被布衿コートの裏にキャプラを使う

 

 

 

 

 

 

 

 

元々はお仕立てされずに長年在庫となっていた黒留袖の生地…

黒留袖の生地

 

 

 

 

 

 

 

 

家紋もまだ入っていない状態(石持ち)で、お客様が紋帳から選んでお好き紋を入れられました。誕生月の9月にちなんで菊の紋。

石持ち

 

 

 

 

 

 

 

 

菊の紋

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもたくさん候補があったのですが、とにかく細かい特殊な紋ばかりを選んだら、紋屋さんから「それは無理」と却下されちゃいました。紋帳に載っていれば何でもいける訳ではないのですね。

紋帳

 

 

 

 

 

 

 

 

黒留袖になる事は一度も無かった黒留袖用の生地が、こんな形で日の目をみる事になって…お客様とこの生地にはご縁があったのですね♡ 新しい反物を買う喜びや楽しみも勿論大きいですが、朽ちてしまいそうだった本当はポテンシャルの高い生地を救出できた時の喜びも、これまたひとしおなのです( ◠‿◠ )!

 

 

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