2022-05-25
夏の着物を切って二部式の長襦袢に
5月も終盤になり、蒸し暑さが増してきました。そろそろお着物や長襦袢も夏を意識したものに変わります。
そこでこんなお仕立てのご依頼がありました。既製品の絽のお着物を、チョキーンと切って、二部式の長襦袢にしたい…と。
出来ますよー!化繊のお着物なのでお洗濯も可能、それナイスアイディアです!という訳で、チョキーンと切りました。
下衣(裾よけ)は晒を付けます。
一般的な下衣は紐が付きますが、腰布をそのまま延長するとお腹に紐が入らないので痛くない!しかもシッカリとお腹を押さえてくれます。先端にアールを取るのも、結ばなくても捻って隙間に挟み込めるのでおススメです♡
上衣(半襦袢)は長襦袢の衿芯を付けます。
二部式長襦袢の上衣は、着ると前身頃の衿先がとっても高い位置に来ます。つまり、短いのです。それを出来るだけ解消する為に、脇に馬乗り(スリット)を入れて後身頃より前身頃を長くして、さらにそこから衿に向かって斜めに…とにかく前身頃を、衿を長くするように工夫しています。
使い勝手が良くなかったお着物だそうですが、素敵な長襦袢に生まれ変わりました!夏はもうすぐですね( ◠‿◠ )
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