2022-04-29
付け下げを名古屋帯にお仕立て変え
名古屋友禅の工房へ通われているお客さまが、白地の付け下げを持っていらっしゃいました。その写真を撮っておけば良かったと、今、激しく後悔しています…
名古屋帯になるように、出来るだけ柄の無い部分を切り出して、帯として締めた時に見えない所で生地を継ぎ合わせました。その後お客さまご自身が染められて、こうなりました!左下の柄は元々あった付け下げの柄です。
付け下げの柄は、名古屋帯として締めた時には絶対に見えない所に配置しました。
「綸子」というスベスベした生地なので、帯芯から離れやすい為、帯芯に真綿を引いてあります。
こうすることで、帯を締めている最中に帯地と帯芯が離れるのを防ぎます。塩瀬羽二重などのスベスベ系の名古屋帯地で真綿有りと無しでは、帯の閉め易さが全っっっっ然違います。
出来上がった名古屋帯はこのように!
世界に一つの名古屋帯、ステキです( ◠‿◠ )!
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