2020-06-29

もうやっこして名古屋帯

大島紬のお着物から名古屋帯を

二すじお仕立てしました。

元々は袷のお着物でしたが、 

表地を二人で分け合って二すじの

名古屋帯となりました。

 

 

 

 

 

 

 

写真右奥の方の名古屋帯は

垂巾/八寸一分、手巾/四寸三分

で、お仕立てした為、畳むと手が太鼓より少し

はみ出るような形になります。

名古屋帯の巾は、垂/八寸、手/四寸

というのがベースになりますが、体型に応じて

そのバランスを変えても構いません。

傾向として手巾は広くなってきているので、

四寸ではちょっと物足りなく感じる方が

多いと思います。

 

今回は手の一巻き目、

着上がると見えなくなる所に

ポケットを付けました。

 

 

 

 

 

 

 

ガラケー時代は、帯の一巻き目と

二巻目の隙間に携帯を入れても

問題無かったのですが、スマホになって

薄くなり且つ表面ツルツルになった為

帯の隙間から落ちてしまうようになりました。

そこで、帯板に付いているポケットに

スマホを入れるのですが、

ポケットの入り口が狭い上に

帯板の素材が硬めなので

反発してスマホが収まり切らず、

帯からピョコ!と顔を出してしまうのです…

着物を着て何かのお手伝いをする時に

バッグは持ち歩けないけれど

連絡用にスマホは要る!という

シチュエーションが結構あり、

この、”スマホの頭が帯からチョロ見え問題”は

ずっと気になりつつ放置していましたが、

帯自体にポケットを付けると解決です!

 

今回はうま〜く着物を半分こして

ほぼ同じ柄づかいの帯が二すじとれました。

 

 

 

 

 

 

はんぶんこ、名古屋弁で、もうやっこ。

着物をもうやっこして

名古屋帯二すじ出来ました!

 

 

 

 

関連記事