2020-04-14

板いた、とは?

和裁をするのに使う作業台のことを

わたし達和裁士は「板(ばん)」と呼びます。

後藤和裁ではこの「板」に白い紙を貼って

生地の引っ掛かりを防いでいます。

待ち針を打ち込んだりするので、年に一回

紙を貼り替えます。

先日、紙を貼り替えました。

まず、小麦粉と水で糊を作ります。

水の中に小麦粉を振るってゆっくり溶かします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出来上がりはこんな感じでトロトロです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これを、紙に刷毛で薄く伸ばします。

 

 

 

 

 

 

 

 

この紙…「B紙(ビーし)」。

はじめて知りましたが、「B紙」って

東海地方でしか通用しない用語なんですね。

子供の頃から慣れ親しんだ「B紙」。

学級新聞を書いたり、学園祭の掲示物に

使ったりしてきた「B紙」は、

主に愛知県か岐阜県で使われる言葉らしいです。

ショックです…

これ、ケンミンショーでやりましたかね?

取り上げていないなら、やった方が

良いと思います!

愛知県民は「B紙」は全国共通だと思ってます。

まさか、B1サイズに極めて近いけど

B1サイズではない、なんて思ってないです。

さて、そんなショックを乗り越えて…

糊を塗ったB紙(もうB紙でいきます)を

二人がかりで板に貼ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

平泳ぎの手つきで貼っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして板にB紙を糊で貼り、一晩乾かすと…

 

 

 

 

 

 

 

白くまぶしい「板」になりました!

この「板」のことを、われわれ和裁士は

「ばんいた」と言ったりもします。

ばんいた。

「板板」?

「チゲ鍋」みたいな?

「サルサソース」みたいな?

ずっと疑問に思っていて

いまだ謎のままです。

全国の和裁士の皆さま、「ばんいた」って

どういうことなんでしょう?

 

 

 

 

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