2022-03-30
黒い長襦袢 広衿の関東衿
3月が…終わってしまいます。ちょっと前まで3月4日とか5日だったような気がするのですが…気が付けば今日、30日!今年の4分の1が終わってしまいます!もっとblogを更新せねば!!
という訳で。溜まってしまったネタをUPいたします。まずはこちら、お洋服地でお仕立てした黒い長襦袢。
広衿がズドーンと裾まで付いています。関西衿は褄下があって通常は衽、あるいは竪衿が付きます。こちらは関東衿。衽無しで衿が裾まで付きます。
このタイプは恐らく現在メインストリームには無く、あったとしても男向きの棒衿の関東衿。女向きの関東衿で、それも広衿! この存在を知ったのは、宮本美穂さんのワークショップ「衣紋と衿」です。胸元をしっかりホールドしてくれる優れ物だという事を、ワークショップで体感しました。後藤和裁で開催したこのワークショップにお客さまがご参加下さり、「よし、広衿の関東衿、作ってみよ!」という運びになり、お仕立ていたしました!
お客さまのご感想は… 「お腹周りが驚異的にスッキリ! 怖い位スッキリ!!」
怖くないですよ〜( ◠‿◠ ) 関西衿だと、確かに衿先がちょうどお腹の辺りにいくので、それが無いと驚異的にスッキリするのですね。発見です!!
そして、半衿&衿芯が不要になるようにお仕立てしました。半衿無しでもこのままでOK。衿芯無しでも大丈夫なように、バイヤス衿芯を入れてみたところ…衣紋の形、ちゃんとキープできています。
半衿として使い勝手の良い色味や柄の生地を選べば、かなり重宝する長襦袢になりそうです。わたしも自分用に作って研究せねば…です!
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