四つ身の被布

四つ身の被布をお仕立てしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

お子様のお着物をわたし達は「児裁（こだち）」と呼びます。児裁には、一つ身、二つ身、三つ身、四つ身、五つ身…と成長の過程に応じた裁断の種類があります。この中で「二つ身」はほぼ死語…だと思います。わたし自身、二つ身は作った事がありません。現代はお子様のお着物の着用がほぼ七五三に限定されているため、裁断方法の内の幾つかは「無くても良いもの」になっていると思われます。

七五三の三歳児のお祝いでは、被布を着用するのが一般的です。三歳児用の被布の裁断方法は幾つかあり、今回は四つ身の被布をお仕立てしました。四つ身は、前身頃になる布を摘んで竪衿を作るので、中々複雑なお仕立てになります。毎回、前落としをする時は緊張します。

 

 

 

 

 

 

 

 

小柄なお子様でしたので、出来上がり寸法がとてもコンパクトで、可愛さ倍増です♡

 

 

 

 

 

 

 

 

被布の下にお召しになるのは総絞りのお着物。口布と振布をお付けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、可愛いすぎる…(T-T)   ハートがぎゅんぎゅんに萌えるお着物&被布セットになりました！