黒留袖を長羽織にお仕立て変え
黒留袖からのお仕立て変えのご注文は、この数年でとても増えました。毎回本当に素敵な、そして記憶や思い出が詰まった黒留袖をお預かりするので、気合の入るお仕事です!今日ご紹介するのは、6月におおつき工芸さんと開催した「無料ご相談会」でご注文頂いた、黒留袖→長羽織です。お預かりした時はこんな感じで…
解いて洗って、羽織へとお仕立て変え。羽織にする時は柄の都合で衽をバッツリ切らねばならず、かなり勇気のいる作業です。
そして出来上がったのがこちら…!
鳳凰の刺繍が印象的ですが、元々八掛だった部分も超ステキで、裏の景色がとってもオシャレ♡ 裏が良い感じに仕上がった時はお客さまに「是非積極的に脱いで裏返して下さい!」と懇願しています。たくさんの方に見て欲しいから…と、つい思っちゃうのですが、隠れたお洒落を見せびらかすのはイカンでしょうか??でもわたしだったら無意味に脱いで裏側見せちゃう…
こちらの黒留袖は、家紋もすごーーーくカッコよくて。どうしても家紋で何かをしたくて…どうにかしたくて… お客さまに了解取って、抱紋の部分を使って「枕」を作りました。
紋にピントが合っていなくて分かりにくいですが、柏の中に「一」の字が入っていて、すごいカッコいい紋なのです。家紋がカッコいいから枕もカッコいい!自画自賛!!
黒留袖には色んな要素が詰まっていて、いつも見応えのある一品が出来上がります。仕上がりをご覧になった時のお客様の笑顔が、わたしにとって最高のご褒美です( ◠‿◠ )♡ まだここだけの話ですが…年内もう一回「無料ご相談会」いたします。もう少ししたら告知を開始しますので、参加ご希望の方はInstagramやX等をチェックして下さいね(^人^)