2024-01-18

絞りの名古屋帯と国家検定

今週末に令和5年度の「技能検定」と呼ばれる国家検定試験があります。和裁だけでなく様々な職種の技能の習得レベルを評価するテストで、全部で131職種のテストがあります。「和裁」もかなりニッチなお仕事だと思いますが、「ハム・ベーコン・ソーセージ製造」なんてゆうのもあって、ぜひ実技試験を見学してみたいです!審査はやっぱり食べるのかな…作った物を買えたりするのかな…一級技能士が作ったベーコンとか食べてみたい…!! なんて、妄想してます。

和裁は一級から三級まであり、後藤和裁学院からは一級に2名、二級に1名、三級に2名、挑戦します。正に今、本番の準備が佳境を迎えています。わたしはベーコンの事とか考えていますけど、生徒達は真剣です…  

国家検定があるから何となく気持ちがそこへ傾いていて、blogを放置していましたが… 年明けに2件お問い合わせを頂き、どちらも「blogを読んで…」という大変ありがたい内容でした。こんなにサボりまくっているblogでも、誰かが読んでいて下さる。そしてお仕事に繋がるなんて… サボっている場合じゃないですね。

去年やり残した「令和5年にお仕立てしたものをご紹介する」という宿題を、令和5年度中には終わらせようと思います。

今日ご紹介するのは、絞りの名古屋帯。

絞りの名古屋帯

 

 

 

 

 

 

 

 

元々は絞りのお着物でした。かなり大きな染みがあり、染み抜き屋さんにお聞きしたところ「完全に綺麗にはならない」との事でしたので、良いトコどりで名古屋帯にお仕立て変えをしました。

絞りの着物 汚れ

 

 

 

 

 

 

 

 

切って継いで名古屋帯の形にしてあります。帯を締めたら見えない所で数箇所の継ぎ目があります。

IMG_7428

「もう派手過ぎる」などの理由で諦めているお着物や羽織、コート、それ、名古屋帯として生まれ変わる可能性がありますよ!或いは「思うような帯と出会えない」という方は、帯を探すのではなく、お着物や羽織を帯の素材として選択肢の中に入れるのもアリです( ◠‿◠ )!

 

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