大好き雨コート
連休明けの月曜日に、久しぶりに雨が降りました。午後から雨の予報だったので、午前中はカンカンの晴天でしたが、雨コートを着て愛知県一宮市にある一宮高校へ。1年生の生徒さん達を対象とした進路ガイダンスに参加し、「和裁士」というお仕事についてお話しさせて頂きました。
わたしは被布衿が大好きなので、雨コートも被布衿で作っています。超お気に入りです。
お着物を着る予定の日が雨予報だと…テンション下がりますよね。傘で片手塞がるし、着物が汚れる確率激ハネ。袷の着物だと、表が縮んで裏がダルダルになるし… 雨による着物へのダメージを防ぐには、やはり雨コートを着ることです。この日は最高気温26度で暑く感じるだろうと思いましたので、お着物は木綿の単衣。実は長襦袢も着ていません。衿だけそれっぽい形になっているTシャツと、下はステテコです。それでも暑かったです。
そして本日も雨。最高気温は19度。ようやく袷のお着物を着ようかな…という気温になってきましたね。となると、雨の日は雨コートはマスト！先日、お着物から雨コートへのお仕立て変えをいたしました。
元々は袷のお着物でした。寸法的な問題もありましたが、それ以上に八掛がこれだと「このまま着るのはちょっと…」て、なりますよね。
そこで…もういっそ着物ではなくコートにしては…？大島なので、雨コートなんて良いかも… などなど、お客様と色々打ち合わせて、道行衿の素敵な雨コートができました♡
生地巾があまり広くなく袖巾が取れなかったので、「割り布」を入れて袖巾を確保しました。写真の「ココ」の所にミシンの継ぎ目があります…よーく見なければ分からないと思います。
今のままでは着られないお着物、いっそ全然違うものにお仕立て変え、しませんか( ◠‿◠ )？
