ワークショップ 男ものについて
先日後藤和裁にいらっしゃった
家田さんの男もの浴衣、第二弾が
出来上がりました!
白地に紺の日本狼。
裏は青。
お洒落!!
今回もしっかりと水通しをして
お洗濯した後にお仕立てをいたしました。
さらなるお洗濯により縮む事を想定して、
前回の浴衣は裾の縫代を多くしましたが、
今回は柄的にも生地的にもその方法は
相応しくない…と判断し、
内揚げ(腰の部分にある縫い込み)を
衽にも付けることにしました。
こうする事で、身丈直しをする際に
直す側の手間を少なくします。
お直し代にも反映できるので、
この方法、アリだと思います。
5月のワークショップ
「わふくのしくみ」では、
2日の午後と3日の午後に男ものを
フィーチャーした講座を設けました。
ここ数年個人のお客さまとのやり取りが
増え、男性ユーザーの方からも様々な
ご依頼を頂いていますが、その中で
わたし達和裁士にとっては当然と
思っている男ものの仕組みやルールなどが
意外とユーザーさんに周知されていない?
と、感じることが度々あります。
なんならユーザーさんではなく
販売されている方(男女問わず)にも
周知されていないかも??
とすら感じます。
男もの特有の仕立て方があり、
それは時代の変化と共に
変化している所もあります。
着る側の都合、作る側の都合、
売る側の都合…などなど
様々な思惑の結果、変化してきたのか…?
必要に応じて変化したのか…?
失われつつある仕立て方を、頑なに
貫いて守るべきかどうか、
正直迷い中です。
他にも、女ものとはどう違うのか?
などなど様々なトピックを盛り込んだ
講座を予定しています。
参加者は男性、女性問いません。
この機会に「男ものの和服」を
もう一度見つめ直してみませんか?
是非ぜひお越しくださいませ!!