2020-07-01

生まれ変わる羽織と遠くから来た浴衣

コロナ禍で、百貨店様や呉服店様からの

お仕立てものが激減していますが、

そんな中、ポツリポツリと

個人のお客様からのご依頼を頂いております。

本当に、ほんとうに、ありがたいことです。

 

〜袷の小紋から単衣羽織へお仕立て替え〜

 

 

 

 

 

 

 

 

このご依頼を下さったお客様は、

6月の蒸し暑い日に、とても爽やかな

若葉色の単衣の江戸小紋をお召しになって

当社へお越し下さいました。

また足袋がお洒落で…!

一目でお着物愛好家とお見受けいたしました。

 

お預かりした小紋は八掛がとても

ハッキリしたお色目で…

 

 

 

 

 

 

 

 

確かにこのままお着物として

お召しになるのはちょっと難しいかも…

羽織に仕立て替えるにあたり、単衣か袷か

決めかねていらっしゃいましたが、

「サラッと羽織る」という方向性が

おありでしたので、サラッと単衣になりました。

解き洗い張りをして、現在この状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

これからお仕立てに入ります!

 

〜有松絞りの浴衣〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご依頼下さったのは東京の方で、

愛知県のわれわれにご用命下さるとは

感謝感激です!

今年は有松の絞りまつりも中止になってしまい

ガッカリしていましたが、こうして

有松絞りの浴衣をお仕立てさせて頂ける…

それも東京からやって来た反物だなんて、

巡り合わせとは不思議、かつ

あたたかいものだと感じています。

お客様のお手元に届くまで、あともう少し。

心と技術をめいっぱい注いで

お仕立て中です!

 

 

 

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