浴衣のお直し　ウォーズマンin青森

毎日暑い日が続きますね。今日の名古屋の最高気温は38.5度。明日は39度の予報です。ため息しか出ないです…   

ドライヤーの温風を浴びる時間を短縮したくて、髪を切りました。美容師さんに「チコちゃんみたいになったね」と言われ、気をよくしていたのですが、夫には「ウォーズマンみたいになったね」と言われました。「キン肉マン」世代でない方の為に…ウォーズマンはこんな人です↓

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファイティングコンピューター」の異名を持つ、ソビエト連邦出身の超人レスラーです。わたしと違い過ぎる…

そんなウォーズマン呼ばわれをしたわたくし、先週青森へ行って来ました。10代の時からの友人と3人で、今年50歳になる節目の旅行に以前からどうしても行きたかった三内丸山遺跡へ行き、不老ふ死温泉で海を眺めながら温泉に浸かり、十和田湖では野鳥の鳴き声を聴きながらボーっとし…  これぞリフレッシュ！という時間を過ごせました。青森ホント良いところです。また行きたい。縄文服を来て三内丸山遺跡を見学するウォーズマン、こちらです↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青森は最高気温は27度位で、ずっと雨だったせいもあり、少し肌寒く感じました。そこからのこの暑さ… 夏だけ青森に移住するとか、そんな暮らしが出来たら良いな〜と本気で思います。

さて、暑くてツラい時は爽やかな衣装を見て目から涼を得ましょう。こちらの浴衣。

 

 

 

 

 

 

 

 

この素敵な浴衣は元々はこうでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

お客様から「衿元の柄のバランスが良くなく、目の様に見えてしまう」「お気に入りの浴衣になるハズだったのに…」という悲痛なメールを頂き、柄をずらす為に右身頃のみ肩山を変えるという、結構ハードなお直しをいたしました。元々こうだったのが…

 

 

 

 

 

 

 

 

こうなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

右後身頃の縫い込みを全て解放して、肩山を前へズラしました。なので、後から見ると、右身頃だけ縫い込みが無くてツルツルな状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

浴衣の裁断はけっこう大変な作業で、左身頃に重点を置いた作業になるので、前から見た右と左のバランスをきちんとチェックしないと、この様なことになってしまいます。改めて「ちゃんとしなくては！！」と思わせられるご依頼でした。

高額商品ばかり目にしていると、浴衣や長襦袢などが軽く感じてしまう…て、絶対あってはならない事なんですけど、でも、なりがちです。お客様にとっての「大切なお気に入りのお召し物」は、金額では推し量れないので、一つ一つに誠実に向き合わなければいけない。当たり前の事なので、当たり前にこなせるようにわたし自身が誠実であり続けようと思います。ウォーズマンも本当はシャイで優しくて義理堅い、いいヤツなんです。酷暑が続くのでしばらくはウォーズマンでいようと思います。