浴衣の柄を合わせる そして直す
気が付けば6月も後半。まだ名古屋は梅雨入りしていないと思うのですが、こんなに降らなくて大丈夫なのでしょうか?このまま暑い夏が来てしまうのでしょうか?それはイヤ。何かしらワンクッション欲しいです。
さて、今日は浴衣の柄についてです。浴衣の柄をいい感じに配置するのは中々難しいです。大きなお花が飛び飛びにあったり、上下の向きがハッキリしている柄(その中でもわたしは兎とトンボが苦手です…あいつらは本当に良い所に良い向きで居てくれないです)または幾何学的な模様などは、反物を見た瞬間に「あ〜、後でやろ」とついつい後回しにしたくなります。
でも、いつかはやらねばならない。やる時はやります。ちゃんとやります。ちゃんと合わせた模様その1がこちら…
今月8日に開催した「無料ご相談会」を共同開催して頂いている「おおつき工芸」さんが、ご夫婦で雪花絞りの浴衣をご依頼下さいました。上の写真はご主人の浴衣。裁断する時は入念に動画で打ち合わせをしました。
掛け衿と身頃は、左も右も両方カッチリ合わせました!
ちゃんと合わせた模様その2は奥さまの浴衣。
こちらも動画で打ち合わせながら、お仕立てさせて頂きました。
そして今、動画を貼り付けようとしているのですが…けっこう長い動画で、短くすると意味の分からない動画になってしまい、重すぎてエラー。ごめんなさい、諦めます。すごい丁寧に説明した結果、blogで使えない動画になってしまいました…これからは動画撮る時タイマーセットします(涙)
ご相談会当日にお二人とも浴衣姿で来て下さいました!うつむき加減が揃っていて可愛い♡
ちゃんと合わせた模様その3はこちら。郡上踊り大好き男子の浴衣です。
男ものの浴衣はおはしょりをしないので、お洗濯で縮むと着姿が変わってしまいます。なのでこの浴衣地は水通しもさせて頂きました。
郡上おどり…ちょっと行ってみたいかもです。見てみたい。
さて、次の浴衣は…お仕立てのご依頼ではなく、お直しのご依頼です。この浴衣…
お召しになると正面のお花の柄が右と左の胸元に横並びになってしまい「バランスが悪く、目のように見えてしまうので、お直し可能でしょうか?」とお問い合わせ頂きました。直せます!中々の大工事なのですが、メールのやり取りの中で「お気に入りの浴衣になるはずだったんです」という言葉があり、もうなんか…気の毒過ぎて泣いちゃいそうになりました。今シーズンに笑顔でお召しになれるように、気合い入れて直しますね!!このお直しについては、また改めてアップします。
浴衣って、結構たいへんです。でも夏はやっぱり一度は着たいですよね。まだ間に合いますので、お気軽にお問い合わせ下さい(^人^)