2020-07-02
有松絞り、東京へ帰ります。
有松絞りの浴衣、完成しました!
浴衣は下に長襦袢を着ないので、
どうしても衿がクタンとして頼りない感じに
なりがちですが、後藤和裁では
下前の掛け衿の裏側に、衿芯を入れる用の
ホールを開けています。
お写真ちょっと見づらいかと思いますが、
衿芯を入れると衣紋が安定して
着姿が美しいです!
東京からやって来た有松絞りの浴衣地は
お仕立て上がって、明日、東京へ
帰って行きます。
今、大変な時だけど、ご主人様の癒しに
なってね…など、念を込めております。
さて、有松絞りの有松は、名古屋市の町だと
割と知られていないような気がします。
かく言うわたくしも、生まれも育ちも名古屋で
ありながら、有松が名古屋市内だと認識したのは
それなりに大人になってからです…
恥ずかしい…!!
毎年6月の最初の週末に
“有松絞りまつり”が開催されています。
絞り製品や、からくり人形の乗った山車などを
お目当てに多くの人々が集まります。
一昨年、生徒たちと訪れた際は
簡単な絞り体験をしました。
今年は新型コロナウィルス感染拡大防止の為
お祭りは中止です。
残念ですが、きっと来年。
来年の6月は!今と違う状況であってほしい!!
切に切に、そう願います。
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