お直しお手入れ無料ご相談会 もう真夏かも
今日は6月20日。まだ梅雨なのにこの数日間の名古屋は、ほぼ体温の猛暑日でした。来るべき夏本番に備えて6月に入っても半袖を着ないように我慢していたのに、急な猛暑日でわたしも急にノースリーブに。ノースリーブにしちゃったらもう戻れないですよ。わたしの頑張りが無駄になってしまいました。どうでも良い頑張りでしたが、こうも無駄になるとそれなりに悲しいです。
5月の末からお客様とのお約束や出張などでタイトな日々を過ごしていて、blogも Instagramも放置していましたが、6月のミッションが大体終わり、ちょっとだけ心も体もラクになりました。なので更新しなくてはです!
6月14日に「おおつき工芸」様と、恒例になりました「お直しお手入れ無料ご相談会」を共同開催いたしました。ありがたいことに、ここ何回かは告知するとすぐに予約満席となっています。
トップバッターでいらっしゃったお客様は、訪問着を被布衿コートにお仕立て変え。
実は去年に後藤和裁へこちらの訪問着をお持ちになられて、「このままでは着ないけど何とかしたい」とご相談を頂いていました。ご検討の後に「ご相談会」に来てくださったので、アドバイスした身としては非常に嬉しいです!
次にいらした方はリピーター様で、色無地の色を抜いて染め替えをされます。どんな色にするかを、色糸を見本にしてご提案させて頂きました。
染め替えは思ったよりずっっとお値打ちです。わたしも漂白したままになっている生地があるので、染めてもらおうと思いました。
お昼を挟んでお友達同士とお子様の3名様。うちお一人は初回のガラガラだった時の「ご相談会」に来て下さったありがた〜いお客様です。写真ではお連れの方のお子様は頭がチラッとしか見えませんが、とっても可愛いお嬢さんです♡
風通紗の羽織の「乳(ち)」の位置がおかしい…ということでお調べすると、確かに10㎝位低い。羽織紐がダラーンとしてしまうので、お直しすることになりました。
ほかにも柄がうまく出ない名古屋帯など、いくつか拝見してお直しのご提案をさせて頂きました。
「ご相談会」の日に全てを決断しなくても大丈夫なので、迷ったらお持ち帰りです。お話だけでも良いんです( ◠‿◠ )
次にいらっしゃった方は三重県の津市から。雨の中をご遠方からいくつもお着物をお持ち下さって、本当にありがとうございました。柄の配置を変えたい浴衣や、柄が上手く出ない名古屋帯、しっかりお直しさせて頂きます!!
前のお客様もご一緒に名古屋帯の構造についてチラリとご説明。 お嬢さんお利口に聞いて下さいました( ◠‿◠ )
最後から2番目のお客様は最近とってもオーダーが多い、袷から単衣へのお仕立て変え。プラス、訪問着を長羽織にお仕立て変え。どれも素晴らしいお着物で目の保養になりました♡
昔は「とりあえず袷に仕立てておけば着る機会が多いだろう」という考え方が主流だったと思いますが、今は逆転しつつあります。生地や柄にもよりますが、あと10年もすれば「単衣>袷」が定着するかもしれません。
最後のお客様はご姉妹でお越し下さいました。絞りの素晴らしいお振袖を袖丈直しさせて頂きます。
今回わたしはいっさい写真を撮らず自分の仕事にフォーカスしていたので、大槻さんのお仕事の部分を全然ご紹介できないのですが、「仕立て直す」ものと「染み抜きする」ものとが非常にバランスよく集まった回になりました。いつもながら大槻さんの知識量はハンパなく、ご夫妻の連携プレーも本当にスムーズ!ご一緒にお仕事させてもらえる事に心から感謝いたします。
そして終了後は仲良くさせて頂いているお客様ご夫妻が来て下さって、近くの町中華で打ち上げしました。楽しい時間になりました( ◠‿◠ )♡
お客様と直接お会いしてお話しできるこの「ご相談会」は、我々にとってもお客様にとってもメリットの多いものだと思います。お互いに納得した上でお仕事が発生し、正にウィンウィンで「やって良かった」お仕事になります。また次回、いつか決めて無いですけど、絶対また次回があるので、気になる方は告知が出たらお早めにご予約下さい(^人^)!