短い羽織を長羽織にお仕立てかえ 新潟、長岡よい所
今年も残すところあと2ヶ月。早いです。9月は母が目の手術をして、すんなり終わると思っていたら意外とそうならず、付き添いと送り迎えで時が過ぎた…そんな印象です。10月は長過ぎた夏のせいか、年齢的なものなのか、とにかく身体がしんどくて… 気が付けば11月。まだまだやらねばならん事や行かねばならん所がそこそあって、全てを片付けて早く年が明けてほしいです。ダラダラしたい…
さて、久〜しぶりのblogですが、本日ご紹介するのは羽織です。元々短かった羽織を、内臓されていた縫代をフル活用して長羽織にお仕立てしました。表地は解き洗い張りをして、羽裏は新調しました。
元々は指差ししている所が裾だったので、かなり長くなりました。
これだけの長さに出来たのは、内臓されていた縫代がタップリあったからですが、もう一つ大きな理由がありまして… 羽織丈を長くすると、たいがい衿の布が不足します。その為どうしても衿を継ぎ合わせる作業が発生します。今までは衿を背中の真ん中で継ぎ合わせていたのですが(それしか無いと思っていたので)肩山で継ぐとイイヨ!というご意見を伺い、今回それを採用してみました。下の写真で手で持っている所に継ぎ目がありますよね。そこ、肩山です。
今までずっと衿先から衿山(背中の真ん中)までの長さの布を、背中で継いで2枚構成で作っていたのが、「衿先から肩山まで」「肩山から肩山まで」「肩山から衿先まで」の3枚構成にすることで、衿に必要とする布の長さを減らす事が出来ました。この方法を知らなかったら、今回のお仕立ては成立しませんでした。ホント良い事聞きました( ◠‿◠ )
目下もう1点、かなりロングな単衣羽織も同じ方法でお仕立てしています。引き出しが増えるとお客様のご要望にお応えできる確率が上がるので「色んな方の意見を取り入れるの、大事!」と、改めて感じました。そして最近わたしの中で流行っている、残った布で作る枕。
あったらちょっと嬉しいかな〜と思って、お作りしています。
ここからは全然羽織と関係ありませんが…11月2日、3日と新潟の長岡へ行って来ました。長岡市にある宝徳山稲荷大社で執り行われる「神幸祭り」という神事が何だかスゴイと以前から聞いていて、今年は開催日が週末だったので車でビューンと行って来ました。着いたら、いやホント、すごい立派な神社で!
大きい、綺麗、広い、とにかくスゴイ!!そしてこの光景…
これだけでなく、他にもまだスゴイ光景があったのですが…どうしてなのかネットで全然それが上がっていないので、わたしも遠慮しておきます。「あれは何だったんだろう…神様っているのかな?」みたいな出来事でした。
長岡と言えば花火ですが、食べ物もお酒も美味しくて、わたしは特にお醤油が美味しい!て思いました。帰りに長岡生姜醤油ラーメンを食べましたが、スープが激うま。あ、ラーメン後方に写り込んだ醤油のボトルは餃子用です。
運転しなくてはいけなかったので、現地でお食事の際は全く飲めませんでしたが、次回があったら醤油味のツマミで日本酒飲みたいな〜と心の底から思いました。帰りに栃尾の油揚げとワンカップを買って、自宅1人打ち上げいたしました〜。新潟、長岡よいところ( ◠‿◠ )♡ また行きたいです!