二部式の名古屋帯　帯の仕立て変え

今年最初に着たお着物は鮫小紋でした。帯は鶴の柄の名古屋帯。

 

 

 

 

 

 

 

 

この名古屋帯はお客様から頂いた帯地で作ったもので、元は丸帯でした。「丸帯のままだと使いにくいから名古屋帯にしたい」というご依頼で、半分に切った残りの帯地を下さったのです。そこで頂いた分で自分用に二部式の名古屋帯を作りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは出番の多い名古屋帯はだいたい手と太鼓部分に切り分けて二部式にしています。絶対に崩れないですし、着付けも楽チンです。

 

この日は黒の鮫小紋と鶴の帯でお取引先様へ新年のご挨拶に伺い、後藤和裁へ帰って今年最初のお客様をお迎えいたしました。すると、なんと！お手持ちの名古屋帯を二部式にして欲しいというご依頼でした。さっきまで締めていた帯をお見せして「こんなふうな形になるのですよ〜」とご説明。そうしてお預かりしたポイント柄の名古屋帯を、二部式にお仕立て変えをしました。

 

 

 

 

 

 

 

帯を切ることにすごく抵抗のある方もみえますが、長さの問題などでついつい敬遠してしまう帯であるなら、切って使える帯にした方が良いかな…と思います。

ここ数年は、丸帯を切って名古屋帯にお仕立て変えをするというご依頼が増えてきています。今お預かりしているのはこの丸帯。名古屋帯へお仕立て変えの予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

丸帯からのお仕立て変えは柄の配置の選択肢がいくつかあるので、選ぶ楽しみもあります。どんな名古屋帯になるのか今からワクワクです( ◠‿◠ )♡