2024-06-27

アフリカの地図みたいになったお着物

今週で6月も終わり。上半期終了。早いですね…これから長くて暑い夏が始まります。「一年で冷えたビールが一番美味しくのめる季節だ」という、この一点だけに集中して生き抜こうと思います。

10m無い木綿の反物を、お客さまの了解を得て白い生地を足し布として入れ込んで形にしました。

別布で胴つぎをした着物

 

 

 

 

 

 

 

 

かなり黄変していたので漂白すること2回。それでも気になる黄変を、「着たら見えない所」や「目立たない所」へ配置しました。この作業をなぜ写真に残さなかったのか…わたしのバカ!何枚ものピースに布を切り分けて、あっちこっち移動させて1枚のお着物にしたのです。上半身と下半身でバラバラですし、衿も3枚で構成されています。

IMG_8741

「こんなに短いし黄変しているけれど、着物になりますか?」とご相談されて、「出来ません」と言いたく無いばっかりに正直無理しました… なんかもう、見た目アフリカの地図みたいになっちゃってますけど、着たら大丈夫なんです。

下手布で胴つぎした着物

 

 

 

 

 

 

 

 

この挑戦にGOを出して下さったお客さまに、心より感謝申し上げます。わたしの引き出し増えました。和裁だけじゃなくて、お洗濯の引き出しも増えました。酸素系漂白剤「ブライト・ストロング」とてもよいです!

今年に入ってこんな感じの「無理かもしれないけど何とかなりますか?」というご注文、増えたように思います。皆さま大体かなり悩んでからご相談して下さっていて、悩んでも諦め切れない…て事は、そもそも可能性がある、という事なのです。8割位の確率で「何とかなります!」とお答え出来ています。

お手持ちの何ともならん子、ぜひ一度後藤和裁へお連れ下さい。どこへ出しても恥ずかしく無い子に変身するかもしれません( ◠‿◠ )

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