男児宮詣り初着を男児袷羽織に！

10月にお仕立て変えのご依頼があった「男児宮詣り初着から男児袷羽織へのお仕立て変え」。Instagramをご覧になった方から「我が家の宮詣り初着も羽織にして欲しい」とのご注文を頂きました。お預かりした宮詣り初着はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

背中の刺繍がカッコイイだけでなく、絞りも素敵！これは確かに、着物にしてしまったらカッコイイ所も素敵な所も全部隠れてしまいます。勿体ない… 是非ぜひ羽織にいたしましょう( ◠‿◠ )

宮詣り初着の特徴は、上着と下着の二枚重ねであること。赤ちゃんを抱っこしたお祖母様orお母様ごと紐で結ぶので、幅の広い紐が上着下着共に付いています。紐には色糸で紐飾りが施され、これは様々な種類が存在しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、袖は「大名袖」と呼ばれる袖口が上から下まで開いた袖で、袖丸味はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

下着には飾り袖がついていて、上着の袖、下着の袖、飾り袖、3セット全て大名袖です。

 

 

 

 

 

本日「おおつき工芸」さんに解き洗い張りをお願いしたので、お仕立ては来年に入ってからです。頭を捻りながら、アイデアを絞り出しながらのお仕立てです。お正月休みにゴロゴロしまくって、脳みそ休ませておきます！