2021-02-05
お下がりの着物
わたしの母親の叔母…大叔母の着物を
わたし用に仕立て直しました。
昭和の時代は大叔母が着て、
平成は母が。
令和になってわたしの元へたどり着いた
大島紬の着物は、大叔母から母のサイズに
直した段階でかなり厳しい
仕立て直しだったようで、
今回わたしの番ではもう使い回す生地が
ありませんでした。
身丈をある程度確保した上で
袖丈はやっぱり1尺3寸欲しい…となると
身頃から新たな袖を切り出して、
短くなった身頃に別布を足して…
という方法になりました。
右前身頃と右衿先に別布を。
後身頃のお端折りの中に入る所で
新しい袖を切り出して、
旧袖をそこに入れます。
着てしまえば何も分かりません。
畳んでいて気付いたのですが
袖に穴が空いていて、それを繕った
跡がありました!
これは大叔母が?それとも母が?
とても丁寧に繕ってあり、大切にしていた
着物なんだな…と実感しました。
身頃の布を切ったので、もう羽織や
コートへの仕立て替えは
考えていません。わたしが着物として
着て、着て、着たおして!!
成仏させようと思っています。
なので、八掛はわたしの好きな色で
おニューの生地にしました。
さてこれにどんな帯を締めて
帯締め帯揚げはどうしましょう?
楽しい悩みは尽きません。
着物って、いいですね。
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