2020-09-30
宮詣り初着から3歳祝い着へのお直し 女の子編
あれほど厳しかった残暑も
今はもう、訪れる秋の気配にすっかり
なりを潜めたようです。
朝晩の澄んだ涼しさと
お肌の乾燥で、季節が変わったことを
実感します。
さて、この時期は
七五三です。
昨今はレンタルをされる方も多いですが
お誂えされる方もいらっしゃいます。
その中で、宮詣り初着から3歳祝い着への
お直し…というパターンも多いです。
宮詣り初着は袖が「大名袖」という
特徴的な袖で、袖丸みの無い
完全な長方形です。
そして、袖口と袖丈が同寸…
つまり、袖口側がパカーッと完全に
オープンになっています。
そして、飾り紐が付いています。
3歳の祝い着にする為には
袖丸みを付けて、袖口を作ります。
今回は飾り紐は取り去り、胴裏地で
新たに紐を作りました。
この状態ではまだ可愛らしさが
マックスまで出ていません…
ここから肩揚げと腰揚げをすると、
グッッと可愛くなります。
ちっちゃくなるだけで、こんなに可愛く
見えるなんて…子どもってズルい!
過ぎ去った帰らぬ日々というものは
なんとも妬ましいものです。
こちらの祝い着は、お孫さまの為に
お祖母さまがご用意されました。
このほかに、半襦袢と被布も
お仕立てさせて頂きます。
そちらも引き続きご紹介いたします。
いずれも、お祖母さまの愛がイッパイで
とっても可愛いです!
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