「無料ご相談会」を開催しました その2
11月8日に開催した「お直しお手入れ無料ご相談会」の後半戦です。

午後2組目のお客様は、黒留袖と訪問着のご相談でした。カビなどトラブルが発生している黒留袖をどうしておくのが良いのか… サイズの小さい訪問着は大きくできるのか…


今回のご相談会では「全然違うものに仕立て変える」のではなく「着物として着続ける」ことを目標にするケースが多く、確かに「これは一着持っていたら絶対便利」というお着物が多かったように思います。
訪問着は縫い込まれている縫代を出せば10㎝位身丈を長く出来るので、身幅も今より広くしてお仕立て直しをすることになりました。これでお子様たちの卒入学式は決まりです!

次はご夫婦でいらっしゃったお客様。ご主人がとても痩せられたので、以前仕立てたお着物が身体に合わなくなってしまった… というご相談でした。お母様が揃えて下さった大島のアンサンブルと長襦袢は某百貨店のネームタグが入っていました。「あれ?これ、ウチの仕立てだ…!」

ネームタグの「ある所」を見ると、何処で仕立てたかが分かる人には分かるようになっているのです。そしてさらに「ある部分」を見ると誰が仕立てたかも分かります。着物はOさんで羽織はTちゃん、襦袢はI君。当時の後藤和裁のエース級がお仕立てしていました。こんな事ってあるんですね。百貨店様からお直しの発注を頂くのであればこのケースは考えられますが、お仕立てした当初はお客様も我々もお互いを認識していなかったので、まさかの展開でした。
お着物をどれだけ詰めるかお測りして、3点お預かりいたしました。

仕立て方が異なるとお直しのハードルが上がりますが、こちらに関しては誰が仕立てたかまでハッキリしているので安心して糸を切れます。「おかえりなさい」そして「行ってらっしゃい」、そんな感じのお仕事になります。
そして最後のお客様はアンティークのお着物を2点お持ち下さいました。1点はとても状態が良く、今すぐ手を入れる必要無しと判断。まだまだこのままお召しになれます!

そしてもう1点はマジョリカお召し。

こちらはこのままでは難しい状態でしたので、お見積りをお出しして一先ずペンディング。どうしても着たい!となったら、またお声がけ下さいね、となりました。わたしも大槻さんもお客様のご意志が最優先なので、「今ちょっと決められない」という時はそのまま見送ります。わたし達もお客様もお互いに「やって良かった」と思えるお仕事だけを続けていきたいです。綺麗事かもしれませんが、商売の基本なんじゃないかな…と思います。
今回も大槻さんの知識に「そーなんだー!」と唸らせられる、非常に勉強になるご相談会になりました。プロってすごい。わたしも和裁のプロなので、そう思ってもらえるようにもうちょっと大物感出したいです。でも、和裁業界は大御所が大勢ご健在なので、わたしなんか永遠の若手かもです… ま、それはそれでいっか( ◠‿◠ )









